摂氏41度―――。
目の前に広がっているのは茶けた大地と、ただただ青い空―――。
OSがイカレてしまったらしく正常に動かなくなってしまった"車"の座席は、うんざりするほどの熱気に満ちていた。
「あ…。」
もう何十回目になるかわからない、「暑い」という台詞を漏らそうとしてしまう衝動を辛うじて飲み込む。
それは、まるで横で奮闘しているコトミに対するあてつけに聞こえてしまう気がしたから。
見上げた空の青さすら忌々しく感じて。
溜め息をつこうとして、慌ててそれも飲み込んだ――――。
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